6/1から心肺蘇生法の普及を目的としたクラウドファンディングを行います!

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「AED」が家の近く、どこにあるかわかりますか?


わからない人は、以下を読んでください。
わかる人も、読んでください。知っておいて損はないです。

多くの人が新型コロナの影響で外出自粛をしており、家に居る時間も長くなっているかと思います。家の近くに「AED」が無い場合の方が多いですね。

AEDとは?

AEDとは「自動体外式除細動器」という医療機器で、正常に動かなくなってしまった心臓に電気ショックする機械です。最近は駅や空港、銀行、ショッピングセンターなどでも設置されることが増えてきました。

「私には関係ない」と思いましたか?
私もそう思っていました。

データを示すと、日本では年間約7万人が心臓突然死で亡くなっており、1日平均約200人の計算になります。
日本においては、新型ウイルスに罹って亡くなるよりも可能性が高いかもしれません。

つまり、無関係ではないということです。

突然心臓が止まってしまった際に、救急車が来るまでに何もしないと助かる可能性は1分あたり7%~10%低下すると言われています。
AEDがあれば救える命があります。

「では、AEDが無いと何もできないの?」

「では、AEDが無いと何もできないの?

いえ、AEDが無くとも出来ることはあります。
胸骨圧迫という、倒れている人の胸を押して、外部から心臓の血流を促すことで蘇生率は2倍以上に上がります。

突然の心停止を体験して

私の話をしますが、2018年の10月に突然の心停止になりました。
運よくランナーに心肺蘇生法(胸骨圧迫+人工呼吸+AED)をされて蘇生しましたが、目覚めたのは3日後、病院のベッドの上でした。

それまでは普通のサラリーマン。毎日、満員電車で通勤し、上司と会社の言うことを聞いて、仕事が終われば家に帰り、妻と子どもとごく普通の人生を過ごしていました。

ある日突然、人生が変えさせられた感じです。
自分がどうやって助けられたか知りたくなりました。私は、AEDの電気ショックを受けるまで15分程経っており、医者には「後遺症もなく生活できているのは奇跡に近い」とまで言われました。救助してくれた人が的確に心肺蘇生をしてくれたお陰なのです。本当に助けてくれた人には感謝の気持ちでいっぱいです。

それから、自分と同じように、「助かる人が増えるといい」と思うようになりました。
そして、自分は運よく死ななかったけど、妻をとても悲しませました。
だから、「悲しむ人を減らしたい」とも思うようになりました。

そのための手段が、自ら講習を行うことでした。

「助かった自分が心肺蘇生法の講習をすれば、伝えられることや人が増えるのではないか。」

しかし、葛藤もありました。
助けられた経験はあっても、助けた経験がない自分の声に、耳を傾けてくれる人はいないのではないか。

そして、再び家族を心配させるのではないか。

動かなければ現実は変わらないと思い、まずは教えられるようになるために、いろんな団体の心肺蘇生法の講習を受講しました。
すると、受講した時は教えられたことは頭に残っているし、体も覚えている。

でも次の講習までには、細かい部分でどうしても忘れている部分があるんです。

「おれは頭が悪いなぁ」なんて思いながら、A4のテキストを持ち歩いて、暇さえあれば復習をしていました。


幸いなことに、講習をする機会も増えてきたので、心肺蘇生法の講習を事業として行うことにしました。

覚えられないのは頭が悪いから? いえ、悪いのは・・・

講習をする立場になって分かったことは、

人が心肺蘇生法を学ぼうという動機は人それぞれで、
「人を助けたいと思って学ぶ」人は、ほとんどいないということです。

・なんかちょっと不安に思ったから
・最近AEDを見かけるようになったから
・子どもが生まれて親になったから、もしもの時ってどうするか知りたくて

そんな方々に、1から10までやり方覚えて、万が一の時には救助してねって
結構むちゃぶりなんです。

忘れて当たり前。覚えてなくて当たり前。体が動かなくて当たり前。
学ぶ側の問題ではなくて、教える側に問題があったんだと気づきました。

だから、いつでも持ち運べて、万が一の時には見ながら行動できるものが必要なんです。
学校のテストじゃないので、カンニングしたっていいんです。

そして、当たり前ですが、万が一の場面に遭遇したくありません。
まずは万が一の場面に遭遇しないために「お守り」が必要です。

本題ですが、
今回のクラウドファンディングでは「お守り」を作ります。

お守り袋の中に、
心肺蘇生法のやり方が書いた紙が入っています。
常日頃持ち歩き、いざという時には「これを見れば大丈夫」という状態になります。

出来れば講習を受けてほしいですが、
時間がない・・・
講習を受けるのはちょっと・・・
という人でも手軽に学べるものを作ります。

昔、講習を受けたけど忘れてしまったという人は、
復習に最適です。お守りサイズなのでいつでも見直すことができます。

万が一の時は、慌てちゃうだろうな・・・
慌ててしまうのは普通のことです。でもカンニングしながらやれば、少しはできるはずです。
救急車が来るまでの間に出来ることが何か分かります。

普及活動やりたいけど何からやっていいかわからない・・・
このお守りを持ち歩くだけで普及活動になります。

こんなコロナで大変な時期に・・・
医療者でもないやつがなんで・・・
助けたこともないやつが、現実をわかっていない・・・
そんな批判もあるかと思います。

実は、3月末から4月にかけて、講演会を行う予定がありましたが、コロナの影響で中止になってしまいました。当初、講演会を行うに当たって、「私を助けてくれた人をぜひ招待したい!」と思い、必死になって探しました。

そうしたら、一人の方とつながることができたんです。その人にもらったメッセージが私の原動力です。


「僕の助けた人が、さらに多くの人を助けるのかと思うとわくわくしました。」


批判はあるかと思いますが、たくさんの人に心肺蘇生法を伝えたいと思って、今回クラウドファンディングを立ち上げます。

詳細は、来週前半にまたSNS等でアナウンスさせて頂きます。また、個別にご支援のお願いをさせて頂く方もいらっしゃると思います。その時は何卒ご協力の程よろしくお願いいたします。

長くなりましたが、最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

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