本サイトにお越し頂きありがとうございます。
このサイトでは、私自身が心停止となった経験をお伝えしたり、救命法の普及活動について発信をしております。
私自身も救命法の講習を行っております。
先日、「シミュレーション救命講習を提供します!」という記事を書きました。
概要を記載しましたが、詳細をご紹介します。
今回はメリットとデメリットについて考えてみました。
シミュレーション救命講習とは
先日書いた記事です。
まだご覧いただいていない方はぜひ読んでみてください。
簡単にお伝えすると、実際に起こりうる場面を想定して訓練しましょう。というものです。
消防の救命講習との違いは?
この項目は、私個人の見解です。
消防の救命講習のメリットは?
全国の消防署や、東京では東京防災救急協会が東京消防庁からの業務委託という形で救命講習を行っております。
メリットはいくつもあると思いますが、やはり一番のメリットは費用面でしょう。
消防のメリットその① 費用が安い
費用が安いというのは、学習したい人からするとメリットの一つではないでしょうか。
やはり大きな組織であるという点は強みです。
東京都の例となってしまいますが、
3時間の講習で、費用は教材費として1,400円です。(テキスト・人工呼吸用マウスピース含む)
万が一の時のために救命法を学びたいけど、何から始めていいか・・・と悩まれている方は、消防の普通救命講習をとっかかりにしてもいいかもしれません。
消防のメリットその② 大人数でも対応可能
消防で行われる講習ですが、30人程度を上限として開催されているようです。
小さな会社や事業所であれば、全員を受け入れてもらえる可能性が十分ありますね。
メリット①とも関係してきますが、人数が多ければ多いほど費用がかかります。総額を抑えるためにもチェックしておく必要があります。
また、受講の管理についても、一度で全員が受けられたほうが簡単でいいですよね。
消防のメリットその③ 近くの消防署で開催される
近所の消防署で開催していれば、わざわざ遠くの研修会場に出向く必要もありません。
消防の救命講習のデメリットは?
さて、デメリットは何でしょうか。
消防の講習のデメリット① 複数人で1体のマネキンの可能性あり
メリットとと表裏一体の問題です。
多くの人数が受け入れ可能という点はメリットですが、受講時間や場所、講師や機材の関係上、
3人で1体のマネキンで講習を進めることもあります。
どういうことかというと、3つのグループを作ります。
そして、
「それでは、まずは第1グループの方がマネキンを使ってやってみましょう」となるわけです。
あとの2グループの人は、見てるだけ。
(もちろん見るだけでも学ぶことはたくさんありますよ。)
(そして、第3グループの方が最初から上手にできますよね。)
座学の時間もあるので正確ではありませんが、、体を動かして学べる時間は、実技の時間の中で、三分の一になります。
時間的な制約からも、教えてもらえる内容は基本の形だけになります。
「自分の職場で起こりうるこういう場合はどうすればいいの?」という具体的な対応については教えてもらえません。
質疑で聞いてみたら、具体的なアドバイスをもらえるかもしれませんが、担当の講師によるかと思います。
消防の講習のデメリット② 周りは知らない人ばかり
デメリット①とも関連しますが、
会社や事業所で受講人数を満たさない限り、一般応募ですので赤の他人と講習を受けることになります。
しかも、経験上、会場に入った順番で席が決まりますので、隣にどんな方が座るかは当日のお楽しみです。
人見知りの人にとっては、なかなかハードル高いですね。
(出会いを求めてる方にとってはメリットかもしれませんね!!)
自分がどういう胸骨圧迫しているか見られているわけです。
(まぁ実際は、誰も見てないんでしょうけど。)
消防の講習のデメリット③ フィードバックがない(こともある)
30人に対し、講師はだいたい3名程度。
3つのグループに分けるので、一度に10人が一斉に実技をやります。
傍から見てると、中には
「あの人、ちょっと姿勢がイマイチだな」
「カチッと鳴るまで押せていないな」という人もチラホラ。
10人を3人くらいの講師が指導をしますので、指導が行き届かないこともあります。
そうなるとよっぽど自信がある人以外は、
「自分もできているか不安だな」と思いますよね。
一人うまくできない人がいたとしても、そのグループの実技時間が終われば、次のグループの実技に強制的に移ります。
その出来ていない人のために、時間を延長したりはしません。
もちろん、ちゃんと教えてくださる人もいます。講師の方による差、講師の質による講習毎の差があります。
項目として書きませんでしたが、大きなデメリットかもしれません。
シミュレーション救命講習のメリットとは?
さて、本題です。
シミュレーション救命講習のメリットについてお伝えしていきます。
シミュレーション救命講習のメリット① 1人1体。出来るまで教えてもらえる。
シミュレーション救命講習は、基本的に事前の申し込みで、その方の職場等で行います。
もちろん知らない人がいる環境ではありません。誰に見られることなく、安心して受けられますね。
そして、少人数だからこそ適切なフィードバックを受けられます。
消防の講習でやってるのを見たことないですが、
今のマネキンは胸骨圧迫及び人工呼吸に対してフィードバック機能がついています。
胸骨圧迫については
・深さ
・テンポ
・リリース(元の位置まで戻しているか)
・不適切な手の位置か
人工呼吸については
・量
・回数
などが視覚的にも定量的にもわかります。
こういった機能を利用しながら、適切なフィードバックを行います。
シミュレーション救命講習のメリット② こんな時どうする?を解決できる
受講者の職場等で受けますので、
「こんな場面ではどう対応したらいいの?」という疑問を解決できます。
なぜなら、実際に起こりうる場面(「こんな場面ではどう対応したらいいの?」)を想定して、救命処置をやってもらうのです。
そう!それがシミュレーション救命講習です。
従来の受け身の講習とは異なり、学びの量が違います。
時にはトレーナーから無茶な場面設定がされることもありますが、それを乗り越えることで知識と技術が定着します。
シミュレーション救命講習のメリット③ 考える力がつく
これが一番のメリットです。
いくらシミュレーションをやったとしても、訓練と同じ状況は起こりえません。
しかしどのように行動すればよいかの原理原則が身に付いていますので、いざという時に迷わないもしくは迷いが少なくなります。
そうすることで副産物ですが、いつ起こるかわからない「突然の心停止」等のトラブルに対し不安を抱くことはなくなるでしょう。
シミュレーション救命講習のデメリットとは
いいこと尽くしですが、デメリットについても考えてみます。
シミュレーション救命講習のデメリット 相対的に費用が高い
1回2時間の講習で24,000円(別途税)です。
今後は、複数回実施できるお得なコースも展開してまいります。
消防の講習と比べると高く感じられると思います。
しかし、職業上必要であるもしくは大切な人を救うための知識と技術を取得できると考えたときに、果たして高いでしょうか。
ぜひ、お金を払ってでも学びたい!という人にお問合せ頂ければと存じます。
お問合せ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メリットデメリットを比較検討し、あなたに合った講習が見つかれば幸いです。
今後もシミュレーション救命講習にかかわる情報提供をしていきます。
また、シミュレーション救命講習開催にあたっての
無料個別相談会を開催することにしました。
日時 2020年2月4日(火)10:00
会場 東京都渋谷区代々木(詳細は以下リンクより)
こちらのリンクからお申込みします。
限定1組です。お早めに。
またタイミングを見て開催しますね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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