はじめに
本サイトにお越しいただきありがとうございます。
私は2018年10月にマラソン大会に参加中に心肺停止となり救急搬送されました。
幸いなことに蘇生し、今のところ後遺症などはない状態で社会復帰できております。
このブログは、私に起きたことをお伝えすることで、ご自身が同じような境遇にある人に共感や安心感を持ってもらえたり、ご家族やご友人が倒れてしまった人に知識とまではいかないまでも体験談を語ることで参考にしてもらえたらと思っております。
前回はマラソン大会に参加し、救急搬送され意識を戻したところまでをお伝えしました。
今回は入院初期の症状についてお伝えいたします。
入院当初の症状について
意識が戻った時、自分に何が起こったか理解ができていない状況でした。
しかし、時間が経つにつれ、自分ことが少しずつ把握できてきました。
症状として具体的には
- 肋骨が痛い
- 股関節辺りが痛い
- 強い眠気がある
等がありました。
肋骨が痛い
一番最初に気づいた痛みは肋骨でした。
ただ寝ているだけでは気づきにくいのですが、病院のベッドで寝返りをする時や、
くしゃみ・せきをすると響く感じです。
看護師さんに聞いてみました。「肋骨が痛いんですけど・・・」
胸骨圧迫をしたから、その時に折れたのだろうと。
「それじゃ仕方ないねー」というのが聞いた感想です。
我慢できない痛みではありませんし、
これのおかげで命が救われたと考えれば、逆に愛おしいくらいです。
もし、あなたが胸骨圧迫をする場面に遭遇したのであれば、命よりも大切なものはないと思いだしてください。
股関節辺りが痛い
次に気づいた痛みは、
右足の付け根、股関節辺りを動かすと痛い、ということです。
よく見ると内出血していて腫れていました。
救急搬送された時、ER(救命救急センター)で心臓カテーテル検査を行ったときに、大腿動脈(右足の付け根)からカテーテルを挿入し心臓の検査(心停止の原因を調査)をした際に、血腫ができてしまったようです。おそらく、意識が無い状態の私が、動かしてしまったのかも原因かもしれません。
強い眠気がある
私は倒れてから3日後に目を覚ましました。
その後も強い眠気があり、気づいたら眠っていたように思います。
話が前後しますが、搬送され検査の後、私には「低体温療法」というものが施されておりました。
低体温療法とは
低体温療法は、心停止による低酸素状態などで損傷を受けた脳に対し、脳保護を目的として、一定期間体温(脳温)を低下させる治療法です。また、体温を低下させることで、脳組織の代謝を抑制すると同時に基礎代謝も抑制するため、脳内酸素消費量の低下により虚血を防ぎ、また頭蓋内圧低下により脳浮腫を防止し、二次的脳損傷を抑える効果があります。
低体温療法が直接的な要因であるかは医学的な知見がありませんが、
心停止という非常事態において、体が睡眠を欲していたのかもしれません。
まとめ
入院初期に私が感じた症状についてお伝えしました。
個人差などあると思いますので、あくまで個人の体験談としてお伝えしております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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